呉の春

1991〜1992年に生まれた馬鹿野郎2人によるブログです。由無し事をだらだらと。

或る街の群青

合コンに行ってまいりまして

かわいい女の子がおりました。

とても気さくに話しかけられる感じで

それはもう非日常な体験でした。

しかし、男というのは怖いもので

私が「あの子可愛かったなぁ」と言うと

友人は「俺もあの子とLINEするわ、とりあえずキープで」と被せてくるのです。

えっ

そのとき私の気持ちは複雑でした。

私の小心者な性格が故に起きた心地かもしれません。

私にはもう勝ち目がない
入る隙間がない

と感じてしまったのです。


結局私は意中の女性ではない方と連絡を取っているのですが

その方にも、最早相手にされていないような気がします。

世の中知らない人と知り合うと世界は広がるといいますが

知らなくてよいこともあるかもしれません。

少々感傷的な気持ちになった私ですが

そもそも人数合わせで呼ばれたこと

そもそも私のスペックが高くなかったこと

勝ち目だとかそういう問題ではなかったのです。

忸怩たる気持ちが胸の中を張り巡らせています。

こうして今宵も一人暮らしの夜は更けていくばかりです。

1992